多汗症とは、緊張・不安などのストレスから交感神経が狂い、
体温上昇とは関係なく汗が過剰に放出される疾患である。
頭部・手・脇に多く見られる。
多汗症は、全身的に発生する全身性多汗症と、
体の特定の部分で発生する限局性多汗症がある。
手、足、腋の下、および股間には汗腺が比較的集中しており、
発汗が最も活発な部位の一つである。
しかし、体のどんな部分でも、発生する可能性がある。
続発性多汗症は、甲状腺または下垂体の疾患、真性糖尿病、腫瘍、痛風、更年期、特定の薬物、もしくは水銀中毒などが原因となって発生すると考えられている。
多汗症は、掌蹠多汗症(主に手掌または足蹠での症候性発汗)、味覚性多汗症、もしくは全身性多汗症に分類することもできる。