1990年代の終わり頃から、アメリカでは肥満が、劇的に増え続けている。
これは年齢に関係なく、そうなのである。
アメリカの国立健康研究所(NIH)の行った健康統計による情報収集と分析によると、およそ900万人の子どもたち、6歳から19歳の間で、割合にして15%が、太りすぎである。
そしてこの数字は、1999年と2000年の間に集められた情報によってもまだ増えていて、しかもこれは1980年の数値の3倍にもなっている。また、さらに15%の子どもたちが、太りすぎ予備軍であることも示している。
肥満は、過剰な体脂肪を持っているものという風に定義されているが、その結果として、理想的な体重に比べて20%以上重くなることがわかっている。
だから、理想的な範囲よりも体重が多い人々は、肥満とされている。
肥満は、一般的に、青少年がやるような無秩序の食欲によって引き起こされる。
十代の青少年の場合、体重が増えたら、それがそのまま健康問題となるワケではない。
子どもの場合、通常は大人のように、すぐに健康問題になるというわけではない。
ところが、十代の青少年の肥満は今や、大人と同様にの問題となりつつある。
太りすぎは十代の青少年だけでなく、実際は全世代の太りすぎが問題である。
というのも、肥満は、いくつもの異なった健康問題のリスクを抱える事になるからである。
どのようなものかと言えば、
- 心臓病Heart Disease
- 糖尿病Diabetes
- 高血圧High Blood Pressure
- 不整脈Strokes
- いろんな形のガンSome forms of Cancer
である。
肥満の若者は、物理的に太りすぎだと言うだけではなく、たいていは健康的にも良くない。
太りすぎの人間の多くはまた、正常な体重の人間と比べて、平均寿命も短めである。
それに加えて、社会的な無力や不幸につながる。
これはストレスになる上に、いくつかの場合に、心理的な病気にもなる。
2004年に発表された詳しい研究によると、太りすぎの子どもたちは、普通の体重の子どもに比べて、いじめにも巻き込まれやすい。
しかも彼らは、いじめの犠牲になるだけでなく、いじめの犯人にもなるのである。
彼らが、太っている自分を発見し、他人には太っているという体格のイメージが、どの若者にとっても大きな問題となるのである。
Pre >
借金から自由になる方法、まとめ
Next >
子どもや十代の若者の肥満の原因