転身左足登脚
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24式健康太極拳、第15式は、転身左足登脚です。
まあ右の足登脚(とうきゃく)を左右反対にしただけですから、あまり説明することはないですよね。
蹴りはバランスを崩しやすいので、我々年寄りは、とにかく低いところを蹴る。
ヒザのちょっとしたくらいを蹴れれば充分ですから、地面から20センチ位の高さで充分です。
高いところを蹴ろうとすると、軸足のヒザに大きな負担がかかりますし、最初はとにかくスムーズに足が出せることを目標に練習すれば十分だと思います。
動画の大まかな動作を上げておきます。
- 体重を左足に戻し、右足のつま先を上げる。
- 右足のつま先を内側に向け、そこに重心をかける。
- 胴体を左向きに回転させ、左足を右足の横に引きつけ左虚歩になる。
- それと同時に両拳を掌にもどして左膝の前まで降ろしてくる。
- そこからまた女性がTシャツを脱ぐときのように両手を上げていく。
- 目線は左肘をみて、左膝を自然に引き上げる。
- 両手が頭上まで来たら掌を外向けに返しす。
- 両掌を左右に充分開きながら左カカトで蹴りを出す。
- 右手は真右、左手は正面左45度くらいで、蹴りと並行に。
左足登脚 動画
それでは左足登脚の動画です。
右足のつま先を内側方向(左方向)に入れて、それと同時に胴体も左方向に向ける。
このあたりが「転身」という事のようですね。
右足登脚~双峰貫耳~左足登脚 動画(再掲)
私の手元にある英語の太極拳の本では、足先を外に開いて左で蹴ってから、蹴り足の左足を右足の前を通して足をクロスさせ、左つま先を内側に入れて転身して右で蹴っていますね。
技と技の間の動作を「過渡式(かとしき)」というのですが、この過渡式もスムーズに行える必要があって、それが実は非常に大事だという話を書いている本もあります。
武術的には、どんな状態からでも必要な技を出す必要があるので、技と技のつなぎであっても、努々おろそかにしないように、ということでしょうかね。