前屈をまずマスターしよう。
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体が硬くて困っている。
そう言うときはまず、前屈から挑戦しよう。
開脚なんて実は、前屈ができて初めてできるようになるもの。
しかし前屈って、実はできない人にとってはかなりの苦痛。
身体が柔らかい人など、ぺたっと両方の手のひらが床に付く。
だけど体が硬い人は、指先を床に付けるだけでも苦労する。
この違いはいったい何なのか?何をすれば柔らかくなるのか。
前屈が難しい原因の一つは、股関節周りの筋肉が固まっていること。
股関節や肩関節というのは球体関節で、かなり自由度が高い。
股関節の場合は、大腿骨(だいたいこつ:太股の骨)の一方に、ボールのような突起が付いていて、それが骨盤の丸いくぼみに収まっている。
球体関節だから、かなり自由に方向を変えられるのだけれど、外れないように色んな筋肉でそれを守っている。
だからこれらの筋肉が固くなってしまうと、前屈が難しくなる。
なので股関節周りの筋肉から力を抜くことが必要。
ただし足の裏側の筋肉が固くなっていると、この辺りの筋肉もなかなかゆるまないかも。
前屈は、腹を太股の前面に付ける気持ちでやる
前屈ができない理由のもう一つは、そして太股のウラの筋肉が固くなっているせい。
いわゆる「ハムストリングス」って奴だけど、日本人はここを使わないで歩くので、ついつい固いままになってしまう。
前屈が苦手な人というのは、ハムストリングスがかなり固い。
試しに椅子に座って、胸や腹を太股の前面に付けてみればいい。
そうすると意外と簡単にくっつくことが分かるはずだ。
この状態をキープしたままひざをまっすぐ伸ばすことができたら、前屈は簡単にできるようになるはず。
前屈はまず、腹を太股の前面に付ける気持ちでやること。
ここからスタートすると、今までやっていた柔軟体操の前屈は、何をやっていたんだろうと言う気になるはず。
前屈のコツ・動画
★ヨガ・前屈のポーズ。
ハムストリングスを伸ばす方法
かかとを突き出すようにするというのがコツのようですね。