片鼻呼吸法(イダ・ビンガラの呼吸法)とは?
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片鼻呼吸法というのは、鼻を片方だけ閉じて呼吸する方法です。
これをやると、鼻が詰まっていても、スッと通る事があります。
私はこの方法を、火の呼吸の本で知りましたが、千葉麗子さんのヨガでも、やってましたね。
ただ、それほどメジャーな方法ではないようで、普通のヨガ教室ではやらないようです。
ヨガの考え方だと、左の鼻の穴からの呼吸と、右の鼻の穴からの呼吸では、性質が違うと言います。
クンダリーニヨガの考えだと、覚醒者は仙骨(おしりの後ろ側にある▼の骨)から、2匹の蛇のようなエネルギーが螺旋を描いて頭の上の方に抜けていくので、左右では違うってことのようです。
夏と冬では、最初に始める側が異なりますが、まあとにかくやってみて効果を実感しましょう。
片側だけ連続で呼吸する方法と、左右交互に呼吸する方法がありますが、やってみると片方の鼻の穴だけ詰まっていたりして、色んな気づきがあったりします。
なお、息は10秒以上は止めないようにしましょう。
呼吸法はやっているウチに、意識が遠のいたりすることもありますから、運転中などのながら呼吸法は危険です。
片鼻呼吸法・動画
★基本的なやり方としては、親指と人差し指と中指を使う。
人差し指は眉間に当てて、固定。
親指と中指で左右の鼻の穴を塞ぐ。
最初は左右どちらかの鼻の穴でゆっくりと息を吐き、吸う。
しばらくしたら、右の穴で吸って、左の穴から吐く。
左の穴から吸って、右の穴から吐く、、、と言うようにやる。
体調によっては、どちらかの鼻の穴の通りが悪かったりするので、まあ気持ちよい程度にやると良い。
ヨガの呼吸法 スカ・プールバカ・プラーナヤーマ
片鼻呼吸法はヨガ全流派にあるものではなく、特定の流派にのみ伝わっている呼吸法です。
なので注意点もあまり詳しい注意点が載っていません。
ただクンバカ同様、呼吸を止める動作は意識が遠のいたりして危険ですから、運転中や入浴中などは、やらない方が無難だと思います。
変な話、意識を失って倒れても良いような場所と状況で呼吸法はやるべきでしょう。