太極拳は腹から始動する

太極拳で体幹をねじらないのには、実は別の理由もあるようだ。

 

というのも太極拳というのは丹田から始動するので、腹の部分をねじらないのだ。

 

丹田というのはヘソの下2〜3寸の所にある温かい塊のあるところであるが、陳沛山(ちん・はいざん)老師は太極拳のインナーパワーで強いカラダになるという本で、

「からだ全体の動きを腰が主宰する。

 

太極拳の全ての動きは丹田からでるんですよ。

 

丹田から出た力はまず腰に行き、それから上下に分かれて手足に伝わる。

 

」(p10)

と述べている。

 

動作の起点が丹田で、そこから腰にいって手足に伝わるのなら、ここは当然自由にしておかないと動けなくなってしまう。

 

また別のところで陳沛山老師は「丹田に陰陽が生じてそれが回転する」というようなことを述べておられる。

 

太極拳というのは太極図いわゆる「タイチー・マーク」を体の中でクルクル回転させるイメージで行うと言うことらしいね。

 



丹田ボールを転がして動く

太極拳は丹田から力を発し、それを腰を通して手足に送るという。

 

そしてまた太極拳の動きは全て太極図(タイチーマーク)が回転しているイメージで行うという。

 

丹田を回転させて動くというイメージは、日本の武術でもたまに目にする。

 

おへその下あたりにボールのようなモノをイメージして、その丹田ボールを色んな方向に回転させつつ動くのだ。

 

イメージするボールの大きさや色はよくわからないが、この丹田ボールを前に転がすイメージにすると骨盤が前傾し、逆に後ろに転がすイメージにすると骨盤が後ろに傾く。

 

もちろん丹田ボールを水平に右回転・左回転という動かし方もあるし、斜めに回転させるというイメージも可能だ。

 

イメージで丹田ボールを回転させることによって、骨盤や股関節の傾き加減や動きが変わるのが不思議なところ。

 

他にも肋骨の中にも肋骨ボールをイメージしてみたり、首の後ろの所に頸椎ボールをイメージしてみたり、色んな所でイメージして回転させてみると言うことも可能だ。

 

ただ太極図が回転するというのは、どういうイメージなのか、ちょっと難しいね。

 

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