左右楼膝拗歩(ズオヨウ・ロウシー・オーブー)

更新日:

24式健康太極拳、第四式は、左右楼膝拗歩(ズオヨウ・ロウシー・オーブー)です。

 

日本語だと、「ろうしつようほ」英語だとBrush Knee and Twist Stepです。

 

ヒザを磨き捻り足ですね。

 

楼膝拗歩というのは簡単に言うと、ヒザを払って相手の胸を掌で打つという技です。

 

空手で言うと下段払掌底突きって事ですね。

 

動作は2動作で、

  1. 掌を押し下げる
  2. 反対の掌で前に押す
です。

 

まず前半の動作。

 

  • 右手首の力を抜いて、指をダランとさせた状態で右耳の近くまで持ち上げます。

     

  • 右肘は落として(沈肘)右肩の力を抜きます。

     

  • 左足は自動的に横にだし、カカトを地面に付けたままつま先を上向けます。

     

  • と同時に身体と左腕は左に向きます。

     

  • 左手の平は下向けで左足の親指の真上に置きます。

     

  • 視線は左手の人差し指に向け、重心は右足に置きます。

     

  • 心は右の肩井(肩こりのツボ)に集中します。

     

相手が左側から中段突きだとか蹴ってきたら、それを左手で押し下げるという動きですね。

 

右足重心なのに右半身は脱力というのがよくわかりません。

 

右肩に意識を向けるというのもちょっとよくわからないところです(後でわかりますが)。

 


楼膝拗歩 動画

楼膝拗歩、後半の動作です。

 

徐々に頭を上げて、目線は左手の人差し指から前方遠くに移します。

 

心を右肩の肩井穴に向けて左の股関節と結びます。

 

右肘と左膝の意識もつなぎます。

 

左足と右手もつなぎます(外三合)。

 

  • そこで右手の薬指を素早く前に押し出します。

     

    針の穴を通す糸のように。

     

  • 重心は右足から左足に移します。

     

  • 中指から右手を持ち上げて指先を上向きにし、右腕を時計回りにねじって伸ばす。

     

  • 親指は上向きにして人差し指の第二関節と同じ高さにする。

     

  • その間に右足のカカトを外に開く。

     

    (つま先が右手方向に向く)

  • 今度は注意を左手に向けて、左中指から肘までを軽く一直線にする。

     

  • 同時に左手を後ろ下方向に引き、右足を軽く持ち上げ手前に持ってきてカカトを地面に付ける。

     

  • 左右反対で同じ事を行う。

     

こうして文章にすると複雑になってしまいますね。

 

でも実は要点は三合理論にあるようです。

 

その前に動画で動きを確認。

 

左右楼膝拗歩 動画

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