左右下勢独立
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24式健康太極拳、第16式・第17式は、左右下勢独立(ズオユウ・シャーシードゥーリ)です。
独立というのは、一本足で立つって事で、うまくバランスをとるのが難しいところですが、それよりも下勢がかなり難しい。
重心を下げるコツがわかるまでは、いきなり重心を下げないようにしないと、ヒザや股関節への負担がかなり大きいです。
(左足登脚より)
- 右手は手首を曲げて、鉤手(単鞭の時の右手)にする。
- 蹴った左足の足先の力を抜き、左膝を右足の内側の上まで引き戻す。
- 左ヒザに合わせて左手は掌を立てて肩の高さで動かして右肩の前まで持ってくる。
- ここから左足を大きく左に出して、つま先から地面に付けて右朴歩になる。
- 右膝は大きく外に張り出し、目線は右手をみる。
- 目線を右手に向けたまま、左掌を右肩前から右脇腹前まで下げる。
- 重心を真下に下げ、低い朴歩になる。
- 目線を左足先に移し、左手の指先を左に向け、左脚の内側に沿って足先まで進める。
- (右脇腹前→右股関節→指先を左に向けて左股関節→左ヒザ横→左足横)
- 左手が左足の横まで来たら、ここから腰を上げて左足に重心を移していき左弓歩になる。
- 右足は伸びるに従ってつま先を内に向け、右腕も内旋して鉤手の指先を天に向ける。
左右下勢独立 動画
下勢独立のつづき。
今度は独立(片足立ち)の部分の動作です。
- 左前弓歩の状態から、左手を下に降ろしながら体重を左足に全部移す。
- 右手も手首から力を抜いて、だらんと前に持ってくる。
- 右腕の動きに合わせて右膝を左膝の横まで引き上げて行き、さらに上げる。
- 右手は指先を目の高さで止める。
- そこからまた手足を降ろして、今度は左右反対で右も行う。
英語の本の方は人差し指に意識を置いて、左手はまっすぐ地面方向に、右手はまっすぐ天井方向に伸ばして、上下に伸びます。
一方、四正太極拳の本の套路の金鶏独立では、左掌で地面を押し下げ、右掌で天を押し上げる動作になっています。
どのやり方が良いのかはよくわかりませんが、健康のための太極拳のまねごとですから、色々やってみて、一番気持ちのよいやり方を選んでみてください。