太極拳 手揮琵琶の動画
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24式健康太極拳、第5式は手揮琵琶(ショウ・ホイ・ピーパ)。
琵琶(びわ)というのは昔の大きなギターみたいなヤツですね。
つまりギターを弾く手の形ってこと。
見かけの動きは、右手を引いて右足に体重を移し左手を前に出すだけですが、英語のテキストにはかなり複雑な事が書いてあるので、抜粋して紹介してみます。
(右楼膝拗歩で右掌を押し出した後から)
- 左手・左肘・左肩に意識を向けて関節を緩める。
- 右膝を軽く曲げ、右手を引くのに合わせて体重を右足に移す。
- 右手は掌を左側に向け、まっすぐに後ろに引き、親指をヘソの上あたりに付ける。
- 左手は左股関節横にもってきて、掌を下向きにする。
- このとき、鼻先と右膝頭を右足の親指の真上に持ってくる。
- 左足はつま先を軽く地面に付けた状態にする。
- 尾てい骨と右足のカカトを一直線上に乗せる。
- 右の親指に力を入れ、前を見て注意は左肩にフォーカスする。
- 右肩・右肘・右掌を左股関節・左膝・左足に合わせて左のつま先を上げる。
- 左手を親指を上にして鼻の高さまで上げる。
- 右手の中指を左手の肘の当たりのツボにつける。
- 目は左手親指の先に向け、心は右手の掌に焦点を合わせる。
手揮琵琶 動画
手揮琵琶の用法 動画
手揮琵琶は、技の動作自体はシンプルですが、用法はたくさんあるようです。
一番簡単なのは、相手の突きを受けつつ、カウンターで掌で攻撃するという用法。
第4式の楼膝拗歩のところで、掌を走らせるコツがわかったので、それを使えば基本的な動きは簡単ですね。
ただし肩胛骨を自由に動かせるようにならないと、遅くなってしまう帰来はあります。
楼膝拗歩が一つ目の難関だという人もいらっしゃるようですが、こればっかりは普通の簡化太極拳のテキストの方法では、なかなか上達は難しそうです。
というのも外三合という概念は太極拳じゃなく、形意拳だとか心意六合拳の範疇かも知れないので。
というのも手元にある陳沛山老師の本には三合という用語は載ってなかったみたいなので。
ということで用法の動画です。
手揮琵琶 用法 動画
この動画では前半で手揮琵琶の用法、後半は楼膝拗歩や雲手の用法を紹介していますね。
何を言っているのかはよくわかりませんが、手に力を入れないことを強調しているようです。
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