24式太極拳(7・8)左右攬雀尾
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24式健康太極拳の第7式と第8式は、攬雀尾(ランチュウエイ)です。
鳥の尻尾をつかむ、と言う名前の技です。
動作が長いので、少しずつ紹介します。
ツボの名前が色々出てきますが、そのツボを指で軽く刺激してから動いてみると、多少イメージがわかりやすくなるかも。
足を左右に開いた状態から。
- まず会陰部(えいんぶ:肛門の少し前の部分のツボ)に意識を置く。
- 会陰部をやや右下に動かし右膝を軽く曲げ、仙骨を右カカトの真上に。
- 左肩の力を抜き、左手は前方目の前まで上げ、掌は自分に向ける。
- 右手は自然に胸の高さまで上げて、中指を左肘の内側に軽く付ける。
掌は下向きやや前向き。
- 左足は自然に斜め前に出し、カカトを地面に付けつま先を上げる。
- 意識を「命門穴(めいもんけつ)」におく。
- 命門を左の股関節に近づけることによって左弓歩になる
- 左手は掌を前に向ける。
左親指は左の鼻の穴の前方に置く。
- 右手は同じ位置に残す。
骨盤の上の縁の高さくらいですね。
腎臓の間にあって、エネルギーがわき出るツボという説明があります。
左弓歩というのは左足に重心が乗り、左膝が曲がり、右膝が伸びた形です。
意識は命門穴に置いたままで次の動作に進みます。
左右攬雀尾 動画
攬雀尾 動画
攬雀尾の続き。
- 心を右肩に向け、右肩・右肘・右手の力を抜く。
- 右手を前に押し出し、左手首に付ける。
- 左手の掌を自分の方に向け、手首は自然に曲げる。
- 左腕は水平にし胸の前に。
指先は右向きにする。
- 右手の人差し指を鼻の正面におく。
- 足は動かさず体重は左足に乗せたまま。
- 注意は背中の「身柱穴(しんちゅうけつ)」におく。
- 左の掌を動かして右肘の先端につける。
- 掌を下向けに返し、左肘と左肩を脱力する。
- 胴体を90度右に向け、両足の角度も90度にする。
- 同時に右掌は左上に向ける
- 体重は左足に70%、右足に30%。
注意は左肩に置く。
- 左肩を緩め、左肘を下げ、右足を自然に少し前に進める。
- 右腕は軽く曲げ、胸の高さで水平にし、掌を右肩の近くに置く。
- 左手は指を上向けて右腕の内側に置く。
- 右足に重心を移し、右膝を曲げ左膝を伸ばして右弓歩になる。
- 注意は右手の平に置く。