24式太極拳(6)左右倒巻肱
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24式健康太極拳 第6式 は左右倒巻肱(ゾオユウ・ダオジェンゴン)。
倒巻肱とは「後ずさりして反撃するサル」ってことらしい。
退歩(たいほ。
足を後ろに下げる)のはバランスをとるのが難しいし、足を下げるタイミングや、掌を飛ばす時のヒザの角度などは、各門派でいろいろ違うようなので、あまり気にせずに色々やってみた方がイイかも。
ただし倒巻肱のタイミングがとりにくい人のために、手元にある英語の太極拳の本のやり方を紹介しておく。
ヒザに軽く触れてから手足を伸ばす方法だ。
(両足を揃えた状態から)
- 左手首の力を抜いて、左耳の横まで持ち上げる(掌右向きか下向き)。
- 左膝を軽く上に挙げ、右手は掌を左向けにして左膝の内側に触れる。
- 左掌を薬指に意識を置いて正面右方向、なだらかに下向きに掌底を打ち出す。
- それと同時に左足を後方に伸ばし、左足の親指を地面に付ける。
倒巻肱 動画
こちらは陳家式です。
タイミングはだいぶん違いますが、ヒザを触る替わりに前方の空間をなでる感じですね。
倒巻肱 動画
倒巻肱の後半です。
- 掌底を打ち出した左手を、肘を伸ばしたまま右膝に向けて降ろしていく。
- 同時に右足のつま先をゆっくり上げ、右手を右耳の高さまで引き上げる。
- このとき体重は自然に左足に移る。
- 右足ヒザを上げて内側を左手に軽く触れさせたあと後方に引き親指を地面に付ける
- このとき右掌は薬指に意識を置いて正面左、なだらかに下向きに掌底を打ち出す。
慣れたら手をまっすぐ下ろして、ひざに触らずに出来るようになります。