下勢の練習法(1)動きの練習
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左右下勢独立(ズオユウ・シャーシードゥーリ)で、いきなり下勢の形をやるのは難しいので、少し補助練習が必要だろう。
で、いろいろ練習法を考えてみたので書いておく。
最初は手足の動かし方の練習を身体に覚えさせるために、腰高の状態で動いてみる。
(といっても結構キツいが)
- 両足を揃えて立つ。
- 両手の掌を前に向けて出す。
- 左足を左後ろに大きめに下げて、つま先を地面に付ける。
- 体重は前足に置いたまま、目線を前に向けたままから、左手を降ろして掌で右股関節に触れる。
- さらに左手の小指側を左股関節に当て、左足のカカトを地面に付ける。
- 左股関節に左手刀を付けたところから、身体を左に向けていく。
- 目線は左足に置き、左手は手を返して左股関節に甲側をつける。
- さらに左甲で、左膝の内側、左足首の内側という風に順番に触れていく。
- 左足首内側に左手の甲を付けたら、左足のつま先を上げる。
- ここで状態の形を維持したまま目線を左指先に置く。
- 体重を左足に移して左弓歩になると左手は目の高さまで上がってくる。
- 同時に後ろ足を内旋させ右手も内旋させ掌を天に向ける。
下勢の練習法(2)コマネチポーズで屈伸
上の練習のスタート部分の「足を斜め後ろに下げる」ところを何度も練習して腰を下ろす高さを下げていけばよいわけだが、ただ筋力に頼って下げるのもなんだから前屈のコツを応用してみる。
具体的には下腹部を太股の前面にくっつけることを意識する。
これは前屈の際にも役立つイメージ方法で、ビートたけしさんの「コマネチ」のポーズを作り、股関節に当てた掌を太股と下腹部で挟む事によって前屈する。
いわゆる「前屈のコツ」みたいなもんで、股関節から身体を折り曲げるための練習方法だ。
具体的な練習方法としては、
- 股関節の所に手刀(掌の小指側)を当てて「コマネチ・ポーズ」をとる。
- 目線は前を向けたまま、掌を下腹と太股で挟む意識で腰を落とす。
- 太股が地面と平行になるまでさげ、次は股関節を開けるイメージで腰を上げる。
- 何度も股関節主導で屈伸し、要領が掴めてきたら手を挟まずにやってみる。
- 毎日練習し、楽に腰が落とせるようになったら上の練習を腰を下げてやる。