どうしても呼吸法をやるのなら

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呼吸法というのは何かと危険だから、どうしてもやりたい場合以外は、やらない方が良い。 

 

どうしても呼吸法をやりたいときは、必ず床や布団の上に座った状態でやる。 

 

呼吸法に熱中してしまうと、意識が遠のいたりして何かで頭を打ったりすると危険だから、初めっから地べたに近いところでやる。 

 

もちろん周囲に、危険なモノがないかどうか毎回確認してからやるべきだろう。 

 

静かに床や布団の上でやる以外では、呼吸法はやらない方が良い。 

 

運動を呼吸でコントロールしようなどと考える人もいるようだが、かえって身体に負担が来て、動けなくなったりするから、危険だ。 

 

身体を動かすときは、呼吸で身体をコントロールせずに、身体の動きによって勝手に息が入ったり出たりするのに任せる。 

 

武術などでも呼吸法の鍛錬というのはあるが、それはたいていは身体を鍛えるためであって、技のためではない。 

 

武術や格闘技の場合、動きが止まった瞬間に相手から攻撃されたら、それこそ致命傷になりかねないから、呼吸より動きが優先なのだ。 

 

爆裂呼吸なんて言って、息を溜めてから一気に息を吐き出してそれに合わせて突くような技もあるが、これは突いた瞬間動きが止まって無防備になるので、一か八かの捨て身技である。 

 


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呼吸法をやるコツ

呼吸というのは命に関わるモノなので、呼吸法の練習は、原則として安全な状態でのみやるべきだろう。 

 

特に数十秒間以上息を止めるような呼吸法は、何が起こるか分からないので、やめておいた方が良い。 

 

そして、呼吸に合わせて身体を動かそうとすると、上手く動きを合わせないと、体に大きな負担がかかるので、そうではなく、体の動きに呼吸を合わせるようにする。 

 

たとえば前屈するときには息を吐きながらと書いてあるが、息を先に吐き出し始めてから前屈するのではなくて、前屈を先に始めてから息を吐くようにする。 

 

というか、前屈すれば勝手に息が吐き出されてくるので、それを意識するだけで十分だ。 

 

そして動いている間は息は吸わず、動きを止めたところで吸う。 

 

原則としては、息を吸うときは動きは止めた状態の方が良い。 

 

ルーシーダットンという、ヨガに似たボディーワークでは、動くときには息を吐いて、動きを止めたところで4呼吸してから、次の動きに入るようだが、とにかく動くときは息を吐くというルールで良いだろう。 

 

健康のためにやるのであるから、とにかく無理は禁物で、少しずつ少しずつ、やれるようになればいいはずだ。 

 

だいたい、楽になるためにやっているのだから、キツいことはなるべく避けないと。 

このサイトの情報は、様々な不快症状に一時的に対処するための情報です。不快症状が続く場合は、必ず病院で検査して医師の診断を受けてください。
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