このページの目次
呼吸法のリスクをまず知っておこう
更新日:
呼吸法・呼吸の仕方で身体を整えるという健康法がある。
日本の健康法にもそう言うのはあるし、ヨガにもピラティスにも、呼吸法というのがいろいろある。
呼吸と身体の動きを調和させることによって、身体をスムーズに動かすことができるし、楽にもなる。
柔軟法をやっているときも、呼吸を上手く使うと、身体からスッと力が抜けることもある。
ただ呼吸法というのは難しいし、リスクもある。
特に息を数十秒間止めるという呼吸法は、やめておいた方が良い。
山内流セルフ整体の本、出版!
ヨガや仙術や一部宗教には、息を数十秒間から一分以上も止める修行法があるが、息を止めていると意識が遠のいて昏倒するような事故だって起こる。
というのも、息を止めると血液中に二酸化炭素が増えて、血液のphが酸性方向に寄る。
これを呼吸性アシドーシスと呼ぶが、過度にやると呼吸不全が起こったりする。
逆に激しい動きをした後に過呼吸(呼吸のしすぎ)になると、血液中の二酸化炭素の濃度が下がって、呼吸性アルカローシス(血液のphがアルカリ性側に寄る)がおこる。
そうなると動悸がしたりめまいがしたり、呼吸がコントロールできなくなったりする。
だから呼吸法をやるときは、
- 息を止めない、
- 息を吐ききらない、
- 息を吸いきらない。