下肢静脈瘤 脚の血管の老化で、足がむくんだりボコボコになったりする
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下肢静脈瘤(かし・じょうみゃくりゅう)とは、太ももや膝裏、ふくらはぎなどにできる、血管のコブだ。
下肢静脈瘤は、歳をとるにつれて多くなるの血管の劣化の一種だ。
下肢静脈瘤では、血液がうまく流れず溜まってしまうため、むくみや脚のだるさが起こる。
そして血管が膨らんで、ボコボコ膨らんでしまう。
脚の中に、太いミミズが這っているような状態になることもある。
ヒドくなると、足がつったり、痛みが走ったりもする。
また血が滞っているため、血栓ができやすくなり、肺の血管まで流れていくと厄介だ。
また太ももの付け根の、そけい部の静脈の弁が壊れてしまうと、大量の血液が溜まってしまうため、太ももの裏側や膝の内側などに、ぶっとい静脈瘤ができたりする。
こういう場合はもう、外科手術が必要になる。
そけい部の血管の壊れている逆流防止弁部分を閉じて、静脈に逆流血が入らないようにしてしまうのだ。
血管を閉じる方法には、ヒモなどで縛る方法や、熱やレーザーで焼いてしまう方法がある。
閉じられた血管は退化し、繊維状になって消えていくらしい。
またストリップ手術という、血管そのものを引き抜いてしまう手術もある。
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下肢静脈瘤の予防 弾性ストッキングと、むくみ解消体操
下肢静脈瘤には、普段からの予防が重要になる。
一番簡単なのが、弾性ストッキングという、ふくらはぎなどを強く圧迫するストッキングを使うことだ。
メディキュットなんていう商品も、市販されてるが、医療用の強力な弾性ストッキングもある。
下肢静脈瘤は、静脈血管の逆流防止弁が弱ったり壊れて、血液が流れずに溜まってしまう状態になるため、弾性ストッキングで圧迫して、血液が静脈に溜まらないようにする。
特に1日中、立ち仕事になるような人の場合は、弾性ストッキングを常に使う用にする。
弾性ストッキングの履き方
また日頃から、ふくらはぎをマッサージしたり、横になるときに脚を上げるなど、静脈血管の負担を軽くするという予防法も重要だ。
下肢静脈瘤や足のむくみ解消のための体操としては、椅子などに座って脚を投げ出し、つま先を挙げたり下げたりする運動が紹介されている。