前屈の練習・腹を太股の前面に付ける

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前屈ができない人を見ていると、なぜか必死に背骨を曲げようとしている。 

 

背骨を丸めて、指先をつま先に付けようと汗ダラダラで必死に頑張っている。 

 

だけど実は背骨はそんなに曲がらない。 

 

曲がらないからせいぜい指先が足先に届く程度。 

 

一方、前屈で手のひらが床にぺたっと付く人というのは、綺麗に股関節の所から曲がっている。 

 

二つ折りタイプの携帯電話のように、ちょうつがいである股関節の所からぺたっと折り曲がる形で前屈していて、背筋は伸びた上体だ。 

 

だから上手に前屈をしようとするなら、まず股関節の所から曲げる意識を持って、下腹から順番に太股の前面にくっつけていくという練習をするとよい。 

 

練習方法としては、椅子に座った状態や正座の状態から、お腹を突き出して太股の前面にちょっとずつ付けていく。 

 

息を吐きながらじっくりやると、多少楽。 

 

下腹を付けて、へそを付けて、胸を付けて…と、下腹部から順番に付けていく。 

 

で、ぴたっと付けた状態で力を抜いて、30秒でも1分でもその状態を維持する。 

 


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ハムストリングス筋群を伸ばす練習

前屈の練習にはまず、腹と太股がピッタリ付くようにする。 

 

折りたたみ式の携帯電話のように、股関節からパタンとまず折れ曲がる。 

 

曲がるだけだから、力は必要ない。 

 

前屈って結局、ただパタンと折れ曲がるだけだから、力が入っていると絶対に曲がらない。 

 

力が入るって事は、筋肉が収縮してるって事だし、曲がらない部分を必死に曲げようとしているって事だ。 

 

そうじゃなくて、曲がるべき所を曲げるわけだから、柔軟というのは力を抜くって事でもあるわけだ。 

 

で、腹と太股が軽く付くようになってきたら、次は太股の裏側の筋肉の柔軟性を高める。 

 

いわゆる「ハムストリングス筋群」という奴だ。 

 

ハムストリングスというのは、複数の筋肉の集まりなので、丁寧に方向を変えたりしてちょっとずつ伸ばしていく。 

 

筋肉は、筋膜と言う膜で覆われていて、この筋膜と言うのが実は非常に丈夫な組織になっている。 

 

これを上手くゆるめていくのが必要になっていく。 

 

前屈のコツの動画(座ってやる方法)

体育座りからハムストリングスを伸ばしていく方法です。 

 

胸や腹を太股に付けたところから、足を伸ばしていく練習方法ですね。 

 

解説はまた次回。 
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