胸鎖乳突筋のストレッチで、首周りの血の流れを良くする
更新日:
めまいや難聴などの患者に多いというのが胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとっきん)の緊張だと言います。
胸鎖乳突筋というのは、耳の下の硬い部分(乳突起)から胸鎖関節(鎖骨と胸骨を結ぶ関節)までを結ぶ筋肉で、ここが硬くなると、脳へ入る血流が滞りやすいとか。
顔を90度右に向けると、首の鎖骨の中央から上に伸びている筋肉がありますが、これが胸鎖乳突筋です。
この筋肉が硬くなって動きが悪くなっていると、クラクラしたり頭痛がひどくなったり、肩こりがひどくなったりと、様々な不定愁訴が出るとか。
ただし細い筋肉なので、揉んでもあまり上手く緩められない。
ということで、直接触らずにストレッチで伸ばす方法がいくつかあります。
胸鎖乳突筋のストレッチ 動画
やり方を簡単に書き出しておきます。
(1)左手の掌を首の付け根当たりに当てます。
親指・人差し指・中指を左右の鎖骨の上に引っかけます。
右掌をその上に重ね、同じように指を鎖骨に引っかけます。
(2)真下を向いて数回深呼吸します。
それと同時に軽く両鎖骨を指で下に引きます。
(3)指で鎖骨を押し下げた状態でユックリと顔を上に向けます。
このとき口が開かないように注意します。
(4)首筋が伸びる感じがしたら、そこで止めて数回呼吸をします。
痛いくらい伸ばさず、軽く伸びている状態で止めます。
20秒ほどで終了。
自分で気持ちいい回数やって終わります。
山内流セルフ整体の本、出版!
胸鎖乳突筋のストレッチ、その2
胸鎖乳突筋のストレッチ、その2です。
初めの方は胸鎖乳突筋の鎖骨近くを伸ばすストレッチでしたが、こちらは胸鎖乳突筋の上部を伸ばすストレッチだそうです。
やり方の前半は、先ほどと同じように、指を鎖骨にかけて下を向きます。
そこから顔を上に挙げていくわけですが、こんどは顔を左右に捻りながら胸鎖乳突筋を伸ばしていきます。
ひねりながら伸ばすのは難しいので、先に首を捻ってから伸ばしてもイイと思います。
(1)左手の掌を首の付け根当たりに当てます。
親指・人差し指・中指を左右の鎖骨の上に引っかけます。
右掌をその上に重ね、同じように指を鎖骨に引っかけます。
(2)真下を向いて数回深呼吸します。
それと同時に軽く両鎖骨を指で下に引きます。
(3)指で鎖骨を押し下げた状態でユックリとかるく顔を右に向けます。
その状態から顔を上に挙げていきます。
このとき口が開かないように注意します。
イメージとしては、右目で天井を見るようなイメージです。
(4)右の首筋が伸びる感じがしたら、そこで止めて数回呼吸をします。
痛いくらい伸ばさず、軽く伸びている状態で止めます。
(5)20秒ほどかるく伸ばしたらで終了して、首を下に向け、こんどは左側も伸ばします。
自分で気持ちいい回数やって終わります。